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start [2021/02/17 13:47]
yhashimoto [歴史資料を「みんなで」読み解く]
start [2025/08/02 08:35] (現在)
ykano
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 +====== みんなで翻刻とは ======
 +[[https://honkoku.org/|みんなで翻刻]]は、歴史文献資料の市民参加型翻刻プラットフォームです。2017年1月に[[https://kozisin.info|京都大学古地震研究会]]の活動の一環として公開され、現在は国立歴史民俗博物館、東京大学地震研究所、京都大学古地震研究会の共同プロジェクトとして運営されています。
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-====== 歴史資料を「みんなで」読み解く ======+ 
 +===== 歴史資料を「みんなで」読み解く =====
 日本国内には江戸時代以前に筆記・出版された、多数の文字資料が残されています。古文書・古記録・古典籍など、これらの資料は内容や形態によってさまざまに分類されますが、いずれも私達の過去を知るための貴重な手がかりです。また、地震や洪水など過去の自然災害を記録した資料は、現在の防災にとっても大きな意味を持ちます。 日本国内には江戸時代以前に筆記・出版された、多数の文字資料が残されています。古文書・古記録・古典籍など、これらの資料は内容や形態によってさまざまに分類されますが、いずれも私達の過去を知るための貴重な手がかりです。また、地震や洪水など過去の自然災害を記録した資料は、現在の防災にとっても大きな意味を持ちます。
  
 こうした歴史資料を活用するには、まず文字を現代の活字に直し、データとして扱いやすくする必要があります。この作業を歴史学の用語で「翻刻」と言います。歴史資料の翻刻は、これまで日本史学や国文学分野で訓練を積んだ専門家の役割とされてきました。しかし、現代に伝わる歴史資料の数は膨大であり、少数の専門家の手でその全てをカバーすることはできません。 こうした歴史資料を活用するには、まず文字を現代の活字に直し、データとして扱いやすくする必要があります。この作業を歴史学の用語で「翻刻」と言います。歴史資料の翻刻は、これまで日本史学や国文学分野で訓練を積んだ専門家の役割とされてきました。しかし、現代に伝わる歴史資料の数は膨大であり、少数の専門家の手でその全てをカバーすることはできません。
  
-「みんなで翻刻」は、多数の人々が協力して史料の翻刻に参加することで、歴史資料の解読を一挙に推し進めようというプロジェクトです。このプロジェクトは、2017年に歴史地震の研究グループである京都大学古地震研究会によって、地震史料の翻刻プロジェクトとして始まりました。すでに「[[https://honkoku.org|みんなで翻刻]]」では、5000人の人々により600万文字もの史料が翻刻されています。+「みんなで翻刻」は、多数の人々が協力して史料の翻刻に参加することで、歴史資料の解読を一挙に推し進めようというプロジェクトです。このプロジェクトは、2017年に歴史地震の研究グループである京都大学古地震研究会によって、地震史料の翻刻プロジェクトとして始まりました。すでに「[[https://honkoku.org|みんなで翻刻]]」では、通算で10,800人の人々により4,800万文字もの史料が翻刻されています(2025年7月現在) 
 + 
 +その後、国立歴史民俗博物館、東京大学地震研究所、京都大学古地震研究会を中心に運用が続けられ、2019年7月にシステムをリニューアルし(v2)、2025年8月に再度リニューアルしました(v3)。 
 + 
 +私たちといっしょに、歴史資料を翻刻する活動に参加してみませんか?
  
-その後、国立歴史民俗博物館、東京大学地震研究所、京都大学古地震研究会を中心開発が続けられ、2019年7月にリニューアルする運びとなりました。+[[https://honkoku.org/|みんなで翻刻参加する]]
  
-私達といっしょに、歴史資料を翻刻する活動に参加してみませんか? 
  
start.1613537231.txt.gz · 最終更新: 2021/02/17 13:47 by yhashimoto