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マークアップ作業マニュアル

マークアップ作業では、資料中に現れる「場所」「日時」「人物」「現象・被害」の各表現をマークアップします。それぞれどのような表現をマークアップすべきか、以下で解説します。

場所

特定の地理的場所を指し示す語句をマークアップしてください。これには地名だけでなく、「此辺」「近辺」などの指示的表現や、「品川より千住まで」といった空間的範囲を指す表現も含まれます。

地名の場合は、次のような表現がマークアップの対象になります。

注意が必要なケース

日時

特定の時刻や時間範囲を指定する次のような表現をマークアップしましょう:

人名

次のような表現をマークアップしましょう:

注意が必要なケース

* 人名が含まれる場所表現・・・大名屋敷など、場所名に人物名・役職名が含まれる場合、その人名・役職名は「人物」としてマークアップしてください。例:「松平美濃守様御やしき」「黒田豊前守様御やしき」のような表現はそれぞれ、「松平美濃守様」「黒田豊前守様」を人物としてマークアップし、「松平美濃守様御やしき」「黒田豊前守様御やしき」全体を「場所」としてマークアップしてください。

現象・被害

風雨雷などの自然現象一般、また振動や地割といった地震の随伴現象や、それによる人的・物的被害についての記述をマークアップとします。「現象・被害」をマークアップする際には現象や被害の種別を示す名詞や動詞などの最小限の表現をマークアップしてください。被害が発生した場所や、被害の程度といった付属情報はマークアップする必要はありません(これらの情報は後のステップで入力するため)。具体的には、次のような語句をマークアップしてください:

注意が必要なケース