目次
「日時」のマークアップ
基本的方針
マークアップ対象
注意が必要なケース
「時間」マークアップの例と解説
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「日時」のマークアップ
基本的方針
特定の時間や時間の範囲を指定する語句全般を「日時」 としてマークアップします。
マークアップ対象
次のような語句をマークアップしてください:
完全な日時表現・・・「安政二年十月二日夜四ツ時」など
省略のある日時表現・・・「同月三日朝」「翌廿日」など
前後関係を示す表現・・・「其後」「其前」など
ある時点からの経過期間を示す表現・・・「三日四日過ぎ」「十日経て」など
注意が必要なケース
時間の範囲表現・・・場所の範囲表現とは異なり、時間の範囲表現は
起点と終点を別々にマークアップ
してください。
「時間」マークアップの例と解説
[
宝暦元年辛未二廿九日
]大地震諸堂舎破壊 余動[
閏六七月
]止マル(『諸国大地震大津波一代記』)
元号や年が省略された語句も時間表現として扱います。
安政弐卯無神月中旬(『諸国大地震大津波一代記』)
日付が明示されていない語句も時間表現として扱います。
[
寛文二年壬寅三月六日
]ゟ[
廿日
]迄 (『諸国大地震大津波一代記』)
時間の範囲表現は起点と終点を別々にマークアップします。
洛外の川原へうつり西成野辺につどひて夜を明けるかして[
三日四日過
]ても尚其名残の小さき震ひ時々ありてはしめは昼夜に二十度も有しか次第に鎮候て七八度斗三四度ニ成事も有然れ共けふ既に[
廿日あまりを経ぬれば
]なほおゝすこしつゝの震ひもやまず(『諸国大地震大津波一代記』)
ある時点からの経過期間を示す表現もマークアップ対象になります。