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振り仮名や割書などに対応するための特殊記法があります。
翻刻の入力パネルには特殊記法を挿入するためのボタンがありますので、ご利用ください。
振り仮名は、漢字の後に 全角の丸括弧を挿入することで入力します。漢字が連続している場合は、区切りを示すために文字の間に 半角スペースまたは /(全角スラッシュ)を挿入して下さい。
入力例
◯嘉永七年寅の十一月/諸国(しょこく)大/地(ち)しんの巨細を…
《振り仮名:漢字|ふりがな》という記法でも記述できます。仮名以外の文字を振り仮名にしたい場合や、漢字と振り仮名の対応を明示したい場合にお使いください。
入力例
◯嘉永七年寅の十一月《振り仮名:諸国|しょこく》大《振り仮名:地|ち》しんの巨細を…
《振り仮名:漢字|右ルビ|左ルビ》と記述すると左ルビを入力できます。
入力例
《振り仮名:獅子|しし|ライオン》と《振り仮名:火の鳥|ひのとり|フェニックス》
漢文で利用される返り点は、文字の前に 下線(_)を付与することで入力します。送り仮名は、文字の前に 上線( ̄)を付与することで入力します。 上線( ̄)は、「上」などを変換することで入力できます。
下線(_)の後に続く連続する返り点文字(レ一二三上中下甲乙丙)は、自動的に返り点と見なされます。また、上線( ̄)の後に続く連続するカタカナは、自動的に送り仮名と見なされます。文字の区切りを指定したいときは、半角スペースを使用してください。
入力例
低 ̄レテ_レ頭 ̄ヲ思 ̄フ_二故郷 ̄ヲ_一
ここでは送り仮名と返り点が同じ字間にある場合、印刷の組版ルールに準じて、送り仮名を上に、返り点を下になるように記述しています。
割書きは、次の記法で記述します。 《割書:割書の一行目|割書の二行目》
入力例
昔々あるところに《割書:おじいさんと|おばあさん》が…
本の題名などは次のように「題」タグを使って入力します。
入力例
《題:大和国郷帳》
もとの文字が読めるように細い線などで消して訂正してある場合、次のように入力します。
入力例
《見せ消ち:元の文章|新しい文章》。
内容や読み方に関する注記は、墨付き括弧(【】)の中に入力します。注記は赤文字で表示され、最終出力時には削除されます。
入力例
この部分に【注記が入ります】。
より複雑な注記のために、注釈機能も使えます。
まったく判読できない文字(虫損箇所など)は、四角(□)を置きます。
入力例
吉原は町家在□ともゆりくづれ□□□は津浪にて…
場所を示す単語(地名)に印をつけることができます。
《場所:江戸》ゟ之御用翰昨夜到来